ザ・リッツ・カールトンバンコクのクラブフロア滞在はどんなに凄かったか?【宿泊記】

バンコク

ホーチミン→バンコクのホテルホッピングのバンコク編、2つ目はThe Ritz-Carlton, Bangkok(リッツ・バンコク)です。

リッツ・バンコクは昨年(2024年)10月に開業したタイ最大級の巨大プロジェクトである「ONE BANGKOK」の一角に当初予定より何年も遅れて、ようやく昨年(2024年)12月にオープンしました。

ONE BANGKOKは約170,000平方メートル (東京ドーム約4個分) の一等地に37億ドル(約5,500億円)を投じ開発され、ビジネス・アート・文化が交差する、未来のバンコクを象徴する存在を目指しています。

ONE BANGKOKの全貌

バンコク初のRitzブランドのホテル(Ritzレジデンスは進出済)の満を持してのオープンは、大きな期待を持って迎え入れられました。

我々は3つ目のRitzブランドホテルの宿泊ですが、他の2つのリッツとの比較を含めリッツ・バンコクはどんなホテルだったでしょう?早速見ていきましょう!

これまでに滞在したRitzブランドのホテル【宿泊記】

リッツ・バンコクのロケーション

上述の通り、リッツ・バンコクは2024年10月に開業した巨大複合施設・ONE BANGKOKの一角にあります。

アラ還ワイフ
アラ還ワイフ

ONE BANGKOKをウロウロするだけで、1日~2日必要ね

在タイ王国日本国大使館の隣、ルンピニ公園の前です。ONE BANGKOKは地下鉄(MRT)のルンピニ駅に直結していますが、リッツ・バンコクへは一旦外に出なければなりません。

アラ古希ファンキーオヤジ
アラ古希ファンキーオヤジ

ルンピニ公園に朝散歩に行った時、有名なオオトカゲを目撃しました

我々はコートヤード・スワンナプーム空港からGrabタクシーで行きました、約40分・約1,600円でした。

リッツ・バンコクの外観・エントランス

1Fはホテル専用のエントランスとなっており、カウンター・ウェイティングエリアにはゴージャスな生け花が飾られています。

ここは通過するだけ、エレベーターでロビーフロア(8F)へ向かいます。

エントランス⇄ロビーフロアを結ぶエレベーター

リッツ・バンコクのレセプション・ロビーフロア

エレベーターを降りると、アーチ状の窓からルンピニ公園が一望できます。

手前には水面の蓮の葉をイメージしたオシャレなガラス細工があります。

ロビーフロアはモノトーン基調のワンランク上質な空間です。

エレベーターを下りて左がロビーラウンジ・バーの「CALEO」です↓↓↓

写真右側が座ってチェックイン・アウトの手続きをするレセプション↓↓↓

各客室・クラブラウンジへ行くエレベーターはエントランスからロビーフロアに来たエレベーターとは別のものに乗ります↓↓↓

ロビーフロア⇄客室・クラブラウンジを結ぶエレベーター

リッツ・バンコクのチェックイン

Grabタクシーでエントランスに到着すると、ドアマンが直ぐに荷物を降ろしてくれ、そのままLフロア(実質8階)のレセプションへエスコートしてくれました。

クラブフロアを予約していたので、レセプションのスタッフが23Fクラブラウンジへ連れて行ってくれました。

クラブラウンジのアフタヌーンティーが始まる頃(14:30)だったので、先に3段トレーが運ばれてきました↓↓↓

チェックイン手続きはアフタヌーンティーをいただいた後に行いました。

クラブラウンジの様子は5回のフードプレゼンテーションを中心に次の記事でお届けします。

リッツ・バンコクのデラックスキングルームルンピニ公園ビュー

ボトムの部屋から”ルンピニ公園ビュー”にワンランクのアップグレードがありました。

実は、事前にNUA(ナイトリーアップグレードアワード)を申請していましたが、あえなく却下されました。

尚、スイートルームは数種類ありますが、スイート以外の部屋面積は全て50㎡で、「ルンピニ公園ビュー」「バルコニー付き」になると各500~1,000バーツ程度値段がアップします。

NUAとは

NUAとはナイトリーアップグレードアワード(Nightly Upgrade Award)のことです。2023年11月まではSNAスイートナイトアワード(Suite Night Award)と呼ばれていました。

NUAは50泊宿泊しプラチナエリートに到達した時と75泊宿泊しチタンエリートに到達した時に付与される「年間チョイス特典」の選択肢の1つの特典です。

※ マリオットアメックスでの400万円決済プラチャレでプラチナエリートを獲得した場合、「年間チョイス特典」は付与されません。

NUAを選択すると5泊分のNUAの権利が付与されます。

NUAはマリオットボンボイのホテルに予約した後、宿泊日2日前までにアップグレードを申請できる制度です。

スイートルームに空きがない場合はアップグレードできず、1泊分の権利は返却されます。

今般は予約を入れて間もなく申請しましたが、宿泊日前日にメールで却下の通知がありました。

実際に宿泊すると、ホテルはガラガラ、クラブラウンジはイブニングカクテルの時間帯でさえもゲストはまばらなのに、スイートルームは満室なのでしょうか? ちょっと奇異に感じました。

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50㎡のゆとりの広さ、オープン2ヶ月の真新しさ、最新の設計、モノトーン基調の落ち着いた色調と素晴らしいお部屋です。

ベッドルーム

なんともゴージャスなキングベッドです↓↓↓

7名もの手書きした寄せ書きのメッセージカードには驚きました

さすが最新のホテル、ユニバーサルコンセントはもちろんUSBポートのAタイプもCタイプも揃っています↓↓↓

ソファーはデッカイですが、デスクはどちらかと言うとダイニングテーブルで、パソコン作業には不向きですね↓↓↓

ウェルカムギフト&プレゼントはスイーツ・フルーツ・ドリンク・チョコレートが勢揃いしていました↓↓↓

部屋に掛けられていたワンポイント↓↓↓

アラ還ワイフ
アラ還ワイフ

やっぱり流石リッツ、素晴らしいお部屋ね

アラ古希ファンキーオヤジ
アラ古希ファンキーオヤジ

本当にゴージャスだね

クローゼット

ウォークインタイプのクロ-ゼットです↓↓↓

バスローブはFRETTE社製ベロアの高級品です。しっかりリッツのロゴも入っています。

アラ古希ファンキーオヤジ
アラ古希ファンキーオヤジ

着心地は滑らかでバッチリですが、エアコンが効いているとはいえ常夏の国では、ちょっと暑いかもでした

スリッパはふかふかですが、ロゴ無しですね↓↓↓

ミニバー

何から何まで揃っている美しいミニバー(笑)ですが、クラブラウンジにアクセスできる滞在では利用すことはありません↓↓↓

バスルーム

高級感溢れるバスルームですね。

リッツでは当たり前のダブルシンク

フカフカのタオルたちを盛り盛りに用意してくれました↓↓↓

大きく深いバスタブ
バスソルトもスタンバイ
ゆとりあるシャワーブース
「Diptyque」(ディプティック)の“PHILOSYKOS”
フルラインナップの木箱入りバスアメニティー
ドライヤーはダイソン

自動開閉蓋・シャワートイレ付きのトイレ↓↓↓

ターンダウンサービス

クラブラウンジでイブニングカクテルをいただいて、部屋に戻るとターンダウンサービスが済んでいました。

使いかけのタオルを替えカーテンを閉めてくれたり、ベッドサイドにスリッパを用意してくれたり、サイドテーブルに水やお菓子を置いてくれました。

景観

遠くに見える近代的ビル群と面前のルンピニ公園の緑とが見事なコントラストを織りなしていますね↓↓↓

お部屋からは隣に日本大使館、真下にプールが見えます↓↓↓

在タイ王国日本国大使館ビュー
プールビュー

リッツ・バンコクの朝食

ホテル朝食会場は7FLily’sですが、プラチナ会員もクラブフロア宿泊者も別途料金(950バーツ++=約5,000円)がかかります。

我々はクラブラウンジ↓↓↓で朝食をいただきましたので、その様子は次の記事【ラウンジレビュー】でお伝えします。

リッツ・バンコク その他のファシリティー

スイミングプール

スイミングプールはロビーフロアにあります。

結構大きなプール、都会のど真ん中でリゾート気分を味わえてしまいます。

階段を降りた7Fにはテーブル席やカバナも用意されていて、優雅にアルコールやスナックをいただくこともできます↓↓↓

FITNESS CENTER & ritz kids

FITNESS CENTERとritz kidsは7Fにあります。

スモーキングスポット

プールサイド

7Fのカバナの前に、灰皿が3つだけ置いてありました。

エントランス向かって左側奥

リッツ・バンコクのプラチナ特典

リッツのプラチナ特典は一般的なMarriott Bonvoy系のホテルとは異なります。

プラチナエリートの醍醐味である~

・クラブラウンジへのアクセス
・朝食2名無料         の特典がありません。

クラブラウンジへのアクセスにはクラブフロアを予約するか当日2,675バーツ(約12,000円)/1人払う必要があります。2人利用なら5,300バーツです。

細かい話になりますが、事前予約のクラブフロアは+5,300バーツ/1室しかありませんが、1人で宿泊する場合は当日2,675バーツを支払えば半額で済みます。但し、当日は定員オーバーでアクセスを付けられないリスクがあります。

レストランでの朝食も950バーツ++(約5,000円)/1人が別途必要になります。

クラブラウンジへのアクセス・朝食が付かず、部屋のアップグレードもほぼ期待できない、リッツ・バンコクは”プラチナエリート”の恩恵が少ないホテルです。

リッツ・バンコクの宿泊料金

リッツ・バンコクは昨年(2024年)12月のオープンですが、10月初旬に予約受付が始まりました。

有償宿泊は素泊まりが8万円程度、クラブルームが11万円程度でした。
ポイント宿泊はいずれも目安の「1」を上回っていましたが、

とても有利なcash&Pointに気が付きました。
すなわち、クラブルームが実質81,000円(24,000円+57,000P)と素泊まり(83,000円)よりも安価だったのです。

※ アラ古希ファンキーオヤジはマリオットポイントを1P=1円とみなしています。

リッツの滞在にはクラブラウンジが必須なので、迷わずcash&Pointで予約しました。

Marriott Bonvoyの入会・ホテル予約は【最安値保証】があり、エリート特典を確実に享受できる公式ホームページからどうぞ↓↓↓

バンコクのラグジュアリーホテルとの比較

2025年6月の同一日のバンコクにあるMarriott Bonvoyの”ラグジュアリー”に分類されているホテルの料金を比較してみました。

宿泊料金は他の”ラグジュアリー”に分類されているホテルとも一線を画していますね。

特に、プラチナエリートなら追加料金無しでクラブラウンジへアクセスできるJWマリオットやアテネとは実質3倍の開きがあります。

アラ還ワイフ
アラ還ワイフ

バンコクのラグジュアリーホテルの中でも抜きん出てお高いのね~

アラ古希ファンキーオヤジ
アラ古希ファンキーオヤジ

リッツ1泊の料金で、あの素晴らしいアテネに3泊できると考えると、どちらが正解か悩むところですね

各国リッツとの比較

やはり、2025年6月の同一日の各国のリッツの料金を比較してみました。

ザックリ言って、バンコクのリッツは東京の3分の1、”世界一安い”クアラルンプールの3倍といったところでしょうか?

滞在の「質」はやはり、「お値段に比例するんだなー」が正直な感想です。

アラ古希ファンキーオヤジ
アラ古希ファンキーオヤジ

「東京のレベルには足元にも及ばないけど、クアラルンプールよりは格段に上」といったところでした

リッツ・バンコクのYouTube

YouTubenにもアップしました。

リッツ・バンコクのまとめ

5,500億円を投じた巨大複合施設の一角の出来立てホヤホヤのホテルなので、ファシリティは素晴らしくラグジュアリー感はハンパないです

多くのマリオットラバーが憧れるRitzブランドの最新ホテルで、”期待通り”の素晴らしい滞在が叶いましたが、リッツ・東京の滞在で経験したような”期待を超える”感動はありませんでした。

”感動”が何かを考えると、やはりホスピタリティーに行き着きます。
スタッフのホスピタリティーにはかなりバラツキがありました。

オープン2ヶ月時点の滞在でしたので、スタッフ教育・研修がまだ行届いていないのでしょう。今後に期待です。

クラブフロアの宿泊料金が8万円前後の時があれば、リピートしたいと思います。

【宿泊記】シリーズ

<バンコク>
コートヤード・スワンナプーム空港<2025/2>
アテネホテル・ラグジュアリーコレクションホテル,バンコク<2024/2>
バンコク・マリオット・ホテル・スクンヴィット<2024/2>
ファーポイントバイシェラトン・バンコク,スクンヴィッド15<2024/2>
ウェスティングランデ・スクンヴィット,バンコク<2024/2>
アロフト・バンコク・スクンヴィット11<2022/12>
JWマリオット・ホテル・バンコク<2022/12>
ウェスティングランデ・スクンヴィット,バンコク<2022/12>
ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ<2022/12>

<ホーチミン>
JWマリオット・サイゴン<2025/2>
ルネッサンス・サイゴン<2025/2>
ヴィンパール・ランドマーク81,オートグラフコレクション<2025/2>
ルネッサンス・リバーサイドホテル・サイゴン<2025/2>
シェラトン・サイゴン・グランドオペラホテル<2025/2>

<クアラルンプール>
ルメリディアン・ペタリンジャヤ<2024/3>
ホテル・ストライプス・クアラルンプール、オートグラフ コレクション<2024/3>
ルメリディアン・プトラジャヤ<2024/3>
ACホテル・クアラルンプール<2024/2>
シェラトン・インペリアル・クアラルンプールホテル<2024/2>
ルメリディアン・クアラルンプール<2024/2>
ウェスティン・クアラルンプール<2024/2>
ザ・リッツ・カールトン・クアラルンプール<2024/2>
JWマリオット・ホテル・クアラルンプール<2024/2>

<ソウル>
JWマリオット・東大門スクエアソウル<2024/12>
コートヤード・ソウル南大門<2024/12>
ルメリディアン・ソウル・明洞<2024/12>
モクシー・ソウル・明洞<2024/12>
ウェスティン・朝鮮ソウル<2024/12>

<東京>
ウェスティン横浜<2024/9>
ザ・リッツカールトン・東京<2024/5>
ウェスティン東京<2024/1>

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