2025年2月、ホーチミン市内にあるMarriott Bonvoy系のホテル5つのホッピングを敢行しました。
市内にあるMarriott Bonvoy系のホテルは実質5つであり(次項参照ください)、今般のホテルホッピングで制覇したことになります。
実際に連続して宿泊すると夫々のホテルを無意識に比較してしまい、また特徴もよく分かった気がします。
「比較をする」のは偉そうで恐縮ですが、ホーチミン旅行の際のホテル選びの参考になればと思い、アラ古希ファンキーオヤジの独断と偏見を織り交ぜ、ランキングを発表したいと思います。
ホーチミンにあるMarriott Bonvoy系のホテル
Marriott Bonvoyのホームページには現在(2025年5月)7つのホテルが掲載されていますが、
① Fairfield by Marriott South Binh Duongは市外にあり、観光客向けではありません。
② Bach Suites Saigon, a Member of Design Hotelsは最近Marriott Bonvoyに加盟しましたが、現状Marriott Bonvoy経由では予約できません。
従って、市内にあるMarriott Bonvoy系のホテルは実質5つなのです。
<Bach Suites Saigon, a Member of Design Hotelshについて>
webからもアプリからも予約ができないので、Marriott Bonvoy問合せデスクに電話してみました。
① 「Design Hotels」ブランドのホテルは全てMarriott Bonvoyに加盟している訳ではなく、加盟はホテル毎の判断である。
② Bach Suites Saigon, a Member of Design Hotelsは2018年に開業したが、Marriott Bonvoyに加盟したのは最近(2025年3月頃)である。
③ 現状デスクでも予約は取れない、理由は不明。
とのことでした。
Marriott Bonvoy加盟ホテルがバンコクには30、クアラルンプールには27もあることを考えると、ホーチミンの発展はこれからなのですね。

随分差があるのね

ロケーション(立地)
バスで行く近隣の観光地の拠点としてなら立地はあまり問題になりませんが、市内観光が目的だと立地はとても重要になりますね。
ホーチミン市は狭く、市内観光はどこへ行くにもGrabタクシーでせいぜい30分以内で行けます。
我々の「ラウンジ旅」はホカンス(ホテルステイ)が主な目的なので、外出するのはほとんどが徒歩でブラブラするだけです。従って立地の良し悪しは徒歩圏内にそれなりのスポットがあるかどうかになります。
最近(2024年12月)地下鉄が開業しましたが、ホーチミン市内の移動はほとんどがGrabタクシーですので、”交通の便”はあまり意識しないでいいと思います。

4つのホテルは半径500m内に密集しています↑↑↑
ヴィンパールは表示されていませんが、上の地図のメリディアンの上約4km15分/車の位置です。
アラ古希ファンキーオヤジ独断の基準「徒歩圏内にそれなりのスポットがあるかどうか」で判定する「ロケーション(立地)ランキング」を発表します。
<ロケーションランキング>
1位 シェラトン・サイゴン
2位 ルネッサンス・サイゴン
3位 JWマリオット・サイゴン
4位 ルメリディアン・サイゴン
5位 ヴィンパール・ランドマーク81
☑ シェラトンはホーチミン市観光の中心地・ドンコイ通りのど真ん中に位置しています。
☑ ルネッサンスとJWマリオットもドンコイ通りの端っこにありますので、気軽にブラブラできます。
☑ ルネッサンスはホテル前の通りの交通量が半端なく喧噪の真っただ中にあるのが難点ですが、立地は良好です。
☑ ルメリディアンは日本人街・レタントン通りが直ぐ裏手にありますが、ドンコイ通りまでは10分強掛かります。”徒歩圏内”と言うには微妙ですね。
☑ ヴィンパールは入居している超高層ビルにショッピングモールがあり、レストラン街・スーパーもあるのでビル内を”ブラっと”はできますが、それ以外、周辺には公園があるだけです。
ファシリティー

築年数
☑ ヴィンパールが2019年開業で最も新しく築6年、メリディアンは2015年開業で、この辺までが築浅ホテルと言えるでしょうか?
☑ シェラトンは2003年開業ですが、2019年に開業僅か16年で全面リノベーションを実施しているので、古ぼったさは全く感じませんでした。
☑ ルネッサンスは2014年にリノベを実施していますが、天井が低い等設計上の古さは否めません。
外観・レセプション・ロビーフロア





☑ 複合ビルですが東南アジア一の高さを誇るビルの高層階に入居しているヴィンパールの外観は見事です。
☑ シェラトンはツインタワーの外観に高級感があり、車寄せからエントランスまで広々豪華です。またレセプションからロビーラウンジの佇まいはうっとりする程、めちゃくちゃゴージャスです。
☑ JWマリオットも威風堂々としており、重厚感・高級感があります。
☑ メリディアンはガラス張りのスッキリした外観ですが、ロビーフロアが狭く豪華さ・高級感がありません。
☑ ルネッサンスのロビーフロアは広くなくザワザワしていて五つ星ホテルのそれではないと感じました。
客室
☑ 5つのホテル共、面積はゆとりの広さと言われる40㎡に満たない33~38㎡です。部屋の優劣で大きな違いは感じませんでした。
以上を勘案し、「ファシリティー」部門のランキングは以下の通りです。
<ファシリティーランキング>
1位 ヴィンパール・ランドマーク81
2位 シェラトン・サイゴン
3位 JWマリオット・サイゴン
4位 ルメリディアン・サイゴン
5位 ルネッサンス・サイゴン
食事(朝食)
今般滞在した5つのホテルは全てクラブラウンジがありましたので、
朝食はプラチナ特典でホテル朝食会場(レストラン)&クラブラウンジ
昼食はブラっと歩いて街に出てB級グルメ
おさんじはクラブラウンジ
夕食はクラブラウンジ
が標準スタイルでした。
ここではホテルが朝食会場としているレストランでの朝食の雰囲気・食事の内容をランキングしてみます。
雰囲気





<朝食レストラン雰囲気ランキング>
1位 ヴィンパール・ランドマーク81「Oriental Pearl」
2位 シェラトン・サイゴン「Saigon Cafe」
3位 メリディアン・サイゴン[Latest Recipe」
4位 ルネッサンス・サイゴン「Viet Kitchen」
5位 JWマリオット・サイゴン「Market 39」
☑ ヴィンパールがダントツの1位です。何と言っても朝食会場が66Fにあるのがポイントです。”天空のレストラン””雲の上のレストラン”、そして天井が高くセンス抜群の空間、またスタッフの数もハンパ無く、雰囲気のみならずサービスも最高でした。
☑ シェラトンはツインタワー485室の大型ホテルなので、レストランも大きく豪華さが群を抜いていました。
(注) 我々が滞在した時(2025年2月)はグランドタワー(118室)が全面リノベーション中のため、メインタワー367室で営業していました。
☑ 3位以下は、あまり差はなく、敢えて順位を付ければこうなるといった感じです。
メリディアンは明るく広い点が高ポイント、ルネッサンスはちょっと狭いかな、JWマリオットは広いけど窓が少なく解放感に乏しい、といった感じでした。
料理


<朝食料理ランキング>
1位 ヴィンパール・ランドマーク81
2位 シェラトン・サイゴン
3位 メリディアン・サイゴン
4位 JWマリオット・サイゴン
5位 ルネッサンス・サイゴン
☑ さすがにMarriott系、どこも品数は凄いです(除、ルネッサンス)。フランス文化の影響でしょうか特にパン・ペストリーの品揃えは圧巻でした。
☑ ヴィンパールが雰囲気のみならず、食事の内容でも頭一つ抜け出していたと思います。他では見たことがないフルーツやフィッシュと和えたサラダ、朝食にはめったに提供されないポメロがあったり、とても贅沢な朝食でした。
☑ 品数はどこも凄いですが、その中でもシェラトンは物凄かったです。
☑ ルネッサンスの品数が少なかった以外、2位以下は大きな差は感じられませんでした
クラブラウンジ
雰囲気





<クラブラウンジ雰囲気ランキング>
1位 JWマリオット・サイゴン
2位 シェラトン・サイゴン
3位 ヴィンパール・ランドマーク81
4位 ルネッサンス・サイゴン
5位 メリディアン・サイゴン
☑ JWマリオットは、こじんまりとしているのに空いていて静かな”大人の隠れ家”、優雅な気分で寛げました。
☑ シェラトンは、吹抜けの天井が高くゴージャス、ゆったりできるゆとりの空間でした。
☑ ヴィンパールは、71Fにあり正に”天空のラウンジ”。窓が大きく全てを見下ろす景観は圧巻でした。
☑ ルネッサンスは天井が低く圧迫感があるのが残念ポイント。
☑ メリディアンは激混みで客層にも問題あり、五つ星ホテルのクラブラウンジとは思えませんでした。
食事
アフタヌーンティー・オールデイリフレッシュメント
アフタヌーンティーを提供しているのはシェラトンとJWマリオットの2ホテル↓↓↓


ルネッサンス・ヴィンパール・メリディアンは提供していません。
ヴィンパールのオールデイリフレッシュメンはアフタヌーンティーと同等の充実した内容でした↓↓↓

ルネッサンスのオールデイリフレッシュメントもそこそこの内容でした↓↓↓

<クラブラウンジアフタヌーンティー・オールデイリフレッシュメントランキング>
1位 JWマリオット・サイゴン
2位 シェラトン・サイゴン
3位 ヴィンパール・ランドマーク81
4位 ルネッサンス・サイゴン
5位 ルメリディアン・サイゴン
イブニングカクテル等
ビュッフェスタンドに並んでいる料理の品数ではシェラトンがNo.1でしたが、その他の質(味)・量(品数)は甲乙つけ難かったです。





ホスピタリティー(サービス)
雰囲気・料理もクラブラウンジの居心地にとって大切なファクターですが、ラウンジスタッフのホスピタリティーの有無・良し悪しも大きなポイントだと思います。
<クラブラウンジホスピタリティーランキング>
1位 シェラトン・サイゴン
2位 ヴィンパール・ランドマーク81
3位 JWマリオット・サイゴン
4位 メリディアン・サイゴン
5位 ルネッサンス・サイゴン
☑ シェラトンはスタッフが常時4~5人おり、皆さん笑顔でかいがいしく応対してくれたり、時々話しかけてくれたりホスピタリティーたっぷりでダントツの1位でした。
☑ JWマリオットとヴィンパールはスタッフが待機していて、こちらから何か依頼すれば直ぐにクールに対応してくれますが、ゲストに積極的にアプローチするホスピタリティーは感じられませんでした。
☑ メリディアンは多くの客に埋もれてスタッフがどこにいるか分かりませんでした(ちょっと大袈裟ですが)。
☑ ルネッサンスはアルバイトのようなスタッフが多く、食べかけの皿を無言で片付けられてしまいました。
宿泊費
ベトナムは物価が安いのでホテル代も安いとかと思いきや、ホーチミンはそれ程は安くありません。「世界一高級ホテルが安い」と言われるクアラルンプールには、もちろん叶いません。
コロナ禍明け後ホテル代が高騰したバンコクとほぼ同等といったイメージです。
ホーチミン市にある5つのホテルは、Marriott Bonvoyのカテゴリー「ラグジュアリー(JW)」と「プレミアム(その他4ホテル)」に分類されているホテルで、四つ星クラスが多い「セレクト」はありません。
相対比較の為、ある同一日の宿泊費をピックアップしました↓↓↓
宿泊費は検索日や特殊事情により大幅に上下しますので、下の表はあくまで一例ですが、だいたいこんなイメージだと思います。

上から3ホテルは3万円強、同じようなお値段ですね。ポイント価値は目安の「1」を下回っています。(JWは上回っています)
下の2ホテルは2万円台、ポイント価値は目安の「1」を上回っています。ポイント宿泊はかなりリーズナブルなのではないでしょうか?!
上の3ホテルは下の2ホテルの約1.5倍、贅沢派は上3ホテル・コスト重視派は下2ホテルと2グループに分類できますね。

5つのホテルは全て”五つ星ホテル”ですが、2グループ間では滞在の質に大きな差がありますね

上の3ホテルは3万円を切れば、下の2ホテルは2万円を切れば「コスパ良し!」となるのでしょう
宿泊費(コスパ)は日により大幅に変動しますので、ランキングするのは相応しくない項目ですね。
Marriott Bonvoyの入会・ホテル予約は【最安値保証】があり、確実にエリート特典を享受できる下の公式ホームページからどうぞ↓↓↓

総合ランキング発表
それでは、総合ランキングを発表します。
<総合ランキング>
1位 シェラトン・サイゴン
2位 ヴィンパール・ランドマーク81
3位 JWマリオット・サイゴン
4位 ルネッサンス・サイゴン
5位 メリディアン・サイゴン
☑ シェラトンのスタッフのホスピタリティーは群を抜いていました。立地・ロビーやクラブラウンジの豪華さ・食事のバラエティーさも素晴らしく、躊躇なく1位としました。
☑ 超高層の雲の上の天空のホテル・ヴィンパールは築浅なこともあり、モダンで優雅なホカンスを楽しめました。特に朝食は雰囲気・料理内容とも秀逸でした。
☑ JWマリオットはクラブラウンジが”大人の隠れ家”としてポイントを稼ぎましたが、サービスはよく言えば”クール”悪く言えば”冷たい”感じでした。
☑ ルネッサンスは立地は良くても喧噪の真っただ中にあり落着かないホテルでした。ただ、宿泊費が2万円前後なのでコスパはいいかもしれません。
☑ メリディアンは残念ながら、今般の滞在では他ホテルを凌駕するような特徴点は見出せませんでした。
以上、アラ古希ファンキーオヤジの独断と偏見でランキングしてみました。
やはり、お値段に比例するものですね。
ホーチミン旅行の折のホテル選びの一つの参考になれば嬉しいです。
<東京>
ウェスティン・横浜<2024/9>
ザ・リッツカールトン・東京<2024/5>
ウェスティン・東京<2024/1>
<クアラルンプール>
ルメリディアン・ペタリンジャヤ<2024/3>
ホテル・ストライプス・クアラルンプール、オートグラフ コレクション<2024/3>
ルメリディアン・プトラジャヤ<2024/3>
ACホテル・クアラルンプール<2024/2>
シェラトン・インペリアル・クアラルンプールホテル<2024/2>
ルメリディアン・クアラルンプール<2024/2>
ウェスティン・クアラルンプール<2024/2>
ザ・リッツ・カールトン・クアラルンプール<2024/2>
JWマリオット・ホテル・クアラルンプール<2024/2>
<バンコク>
アテネホテル・ラグジュアリーコレクションホテル,バンコク<2024/2>
バンコク・マリオット・ホテル・スクンヴィット<2024/2>
ファーポイントバイシェラトン・バンコク,スクンヴィッド15<2024/2>
ウェスティングランデ・スクンヴィット,バンコク<2024/2>
アロフト・バンコク・スクンヴィット11<2022/12>
JWマリオット・ホテル・バンコク<2022/12>
ウェスティングランデ・スクンヴィット,バンコク<2022/12>
ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ<2022/12>
<ソウル>
JWマリオット・東大門スクエア・ソウル<2024/12>
コートヤード・ソウル・南大門<2024/12>
ルメリディアン・ソウル・明洞<2024/12>
モクシー・ソウル・明洞<2024/12>
ウェスティン・朝鮮・ソウル<2024/12>
<東京>
ウェスティン・横浜<2024/9>
リッツ・東京<2024/5>
ウェスティン・東京<2024/1>
<バンコク>
アテネホテル・ラグジュアリーコレクションホテル,バンコク<2024/2>
バンコク・マリオット・ホテル・スクンヴィット<2024/2>
ウェスティングランデ・スクンヴィット,バンコク<2024/2>
JWマリオット・ホテル・バンコク<2022/12>
ウェスティングランデ・スクンヴィット,バンコク<2022/12>
ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ<2022/12>
<クアラルンプール>
シェラトン・インペリアル・クアラルンプールホテル<2024/2>
ルメリディアン・クアラルンプール<2024/2>
ウェスティン・クアラルンプール<2024/2>
ザ・リッツ・カールトン・クアラルンプール<2024/2>
JWマリオット・ホテル・クアラルンプール<2024/2>
ルメリディアン・ペタリンジャヤ<2024/3>
ルメリディアン・プトラジャヤ<2024/3>
<ソウル>
JWマリオット・東大門スクエア・ソウル<2024/12>
ルメリディアン・ソウル・明洞<2024/12>
ウェスティン・朝鮮・ソウル<2024/12>