一昔前バンコクのショッピングモールと言えばサイアムエリアに集中している感がありましたが、2000年代に入りスクウィンビットエリアに新しいモールが続々誕生しバンコクの2大ショッピングエリアになっています。
ショッピング天国バンコクには他エリアにも数多く大小のショッピングモール・ショッピングセンターが点在していますが、ここではバンコク初心者向け定番中の定番のモールを5つ紹介します。
スクウィンビットエリアのショッピングモール3選
バンコクの2大ショッピングエリアの1つスクウィンビットエリアから3つ紹介します。
ターミナル21 (Terminal 21)
BTSアソーク駅に直結していてスクウィンビットの中心、最高の立地です。駅を抜けビルに入ると、いきなり3Fに直通の長いエスカレーターにド肝を抜かれます。
2011年10月にオープンしたこのショッピングモールは、名前の通り空港の「ターミナル」をモチーフにした工夫を凝らしたショッピングモール。
2泊したWestinホテルと目と鼻の先だったので、3回通いました。
他と比べるとこじんまりとしているからか、店が厳選されていてショッピングがし易く、
とても気に入ったわ
駅直結でもあり、いつも若者で賑わっていたね
東京やパリ、ロンドン、ローマ、イスタンブールなど各都市をテーマとしたフロア展開が特徴。300以上のショップ、約60のレストラン&カフェが入っているほか、上階には5つ星ホテルグランデ・センター・ポイント・ホテル・ターミナル21が併設されています。
ショップはカジュアルな店が中心で、客層も若年層が多い印象です。ファッション、アクセサリー、雑貨などが揃うほか、
地下はプチデパ地下になっておりカウンター席の日本食や総菜売り場もあります。
一風堂やモスバーガーもこの地下に出店しています。高級食品スーパーや銀行もあります。
100円ショップのダイソーも入っているので、旅行中のちょっとした買い物に便利です。
屋台はちょっと抵抗があるという観光客に人気なのが、リーズナブルにタイのローカルフードを楽しめる5階のフードコートです。
ここのフードコートはバンコク屈指の種類の豊富さとお手頃価格で観光客だけでなく、地元の方にも人気です。
バンコクのど真ん中の小奇麗な空間でこの価格には驚かされます。円安の今でも本当に財布に優しい価格です。
今回は見るだけで、食べる機会はなかったけど、その価格水準は
日本の3分の1、ハワイの10分の1 かもね
中華料理やシーフードなど世界各国の料理からもちろんパッタイやカオマンガイ・ガパオライスなどのタイ料理も楽しめます!
ランチ・ディナーにもなりますが、小腹が空いたら“おさんじ”にも寄ってみてくださいね。
エンポリウム(Emporium)
BTSスカイトレインのアソーク駅のお隣プロムポン駅に直結しているため、アクセスの良さは抜群です。
高級ブランドショップが多数集まっており、富裕層に人気。高級感ある館内は散策しているだけで優雅な気分に浸れます。混雑することは少なくゆったりとショッピングが楽しめます。
とっても高級感があり、雑踏をイメージするバンコクとは程遠いイメージのモールですね
Chloe(クロエ)・GUCCI(グッチ)・CELINE(セリーヌ)・kate spade(ケイトスペード)などの世界的高級ブランドはもちろん、タイのファッションデザイナーブランドのお店もあります。
ファッションだけでなく、映画館、レストラン、アフタヌーンティーやスパ・スーパーマーケット・フードコートに加え、4つ星ホテル「エンポリウム・スイーツ・バイ・チャトリウム」が併設されています。
レストランフロアーにはスシローも最近出店しました。
また日本食の総菜も売られており長期滞在の時はホテルに持ち帰ってつまみにするのもいいですね。
さらに、向かいにはエムクオーティエがあり、周辺はバンコクの一大ショッピングスポットになっています。
プロムポン駅周辺は「リトル東京」と言え、日本人駐在員が多く居住し、日本食の店が密集したり「フジスーパー」があったりと、日本そのままの生活が実現するエリアです。
アラ古希ファンキーオヤジがプチ移住していた折、入り浸っていたエリアです。
エムクォーティエ(Em Quartier)
エンポリウムの2号店として2015年に誕生した新しいエムクオーティエはBTSスカイトレインのプロムポン駅に直結しています。アソーク駅から行くとプロンポン駅右側がエンポリウム、左側がエムクォーティエです。
人工の滝があるクールなアトリウム ガーデンを備えた近未来的なデザインで流線型のフォルムがとっても特徴的な建物です。
世界的ブランドから、タイ発信のローカルブランドまで幅広いジャンルの店舗が入居しています。H&M・ZARAやユニクロ・無印良品などのお手頃なブランドも多く入っており、若者にもおすすめのスポットです。
<ユニクロ>
<無印良品>
<Dean & Deluca>
Dean & Delucaはバンコクに3店ありますが、ここは「バンコク限定トートバッグ」が充実していました。
わー、たくさんある!
メルカリで売ってみようかな
エンポリアムはちょっと敷居が高いなと思われる方もエムクオーティエは気軽に楽しめます。
タイ料理だけでなく洋食・日本食も充実していて、6階から9階まで吹き抜けになっている螺旋形のレストランフロアは壮観で話題となっています。
9階から6階まで緩やかなスロープになっていて、両側にレストランがずらっと並んでいる様子は、ここでしか見られない素晴らしい設計だね
その他エリア
アイコンサイアム(ICON SIAM)
2018年11月にチャオプラヤー川沿いリバーサイドに誕生した巨大ショッピングモールです。
2020年に開通したBTSチャルンナコーン駅から直結の最先端ショッピングモール。BTSサパーンタクシン駅から無料シャトルボートでも行けます。
アップルストアや高島屋などタイ初出店の店舗も入っており、ハイブランドではフェンディ(FENDI)やエルメス(HERMES)・サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)等が出店。
グルメでは、タリンプリンやティップサマイなどタイの人気レストランもあります。
ショッピングやグルメ以外にも、噴水ショーや水上マーケットを模したローカルマーケットなど話題のスポットです!
屋台飯やスイーツが楽しめます。実際の屋台だと衛生面が気になる方も安心して屋台体験ができます。
このG Floor SookSiamの雰囲気は「昔ながらのタイを再現している小奇麗な雑踏」って感じだったね
我々が宿泊したロイヤルオーキッドシェラトンのチャオプラヤー川を挟んでトイメンにあり、渡し船を使い滞在中2回行きましたが、2日間でも全部は回り切れませんでした。
めちゃくちゃデカイ!の一言のショッピングモールだね!
2日間通っても全貌は掴めなかったわ
プラチナムファッションモール(Platinum Fashion Mall)
サイアムエリアのセントラルワールド近くに位置するファッションモール。
我々は宿泊しているAloft Hotelから散歩がてらプラプラ歩いて行きました。30~40分掛かったでしょうか。
BTSのチットロム駅やサイアム駅あるいはエアポート・レイル・リンクのラチャプラロップ駅からも行けます。
また、セントラルワールドやビッグCとスカイウォークでつながれたため、アクセスも便利になっています。
現地客向けの商品が多く、衣類・バッグ・アクセサリー・靴・雑貨などを売る約2,500軒が入居している雑居ビルです。
所謂土産物は売っていないけど、土産になる小物、特に女子向けファッションアイテムは安く豊富にありました
同じようなショップがぎっしり並んでいるので、「さっきの店の方が安かったので戻ろう」と思っても、”さっきの店”にたどりつけないかも、
何か目印を見付けておいた方がいいでしょう!
レディースがメインで、現地のファッショントレンドを見るにはおすすめのショッピングモールです。
価格も安く、ブランド品はありませんが品質の高いものが取り扱われています。上階にはレストラン街もあります。
通りを挟んで「プラトゥーナム市場」があり、こちらは青空の卸売市場で日本から仕入れに来るバイヤーもいるとか。
プラチナムファションモールは小売りが中心ですが、卸売りもありまとめ買いでディスカウントもあるかも。
まとめ
バンコクのショッピングモールは富裕層(エンポリウム)、中間層(ターミナル21・エムクオーティエ)、若年層(プチナムファッションモール)などターゲットが明確に分かれています。
それぞれのショッピングモールを巡ることで、バンコクの生活水準やファッション文化を知ることができます。
また、ショッピングモールは衛生面や治安面で安心できるレストランやトイレなどが整備されていて、観光客にとって利用価値の高い場所でもあり、これらのモールの場所を押さえておくとバンコク観光はより安全で楽しいものになりますね。