2025年8月5日、Marriott Bonvoy Amex Premiumについて、Amexから衝撃の発表がありました。
「旅系No.1」の呼び声が高かったクレカの名声を根本から覆す改訂でした。
今般の改訂により多くの方にメリットのあった「旅系No.1」から「マリオットラバー専用」の高級クレカになってしまった、というのがアラ古希ファンキーオヤジの正直な感想です。
アラ古希ファンキーオヤジはマリオット沼にドップリと嵌ってしまった”マリオットの奴隷”、”マリオットラバー”を自認していますので、解約は微塵も考えていません。ガチホでいきます!
「マリオット沼」は深く、そして甘美なのです!(アラ古希ファンキーオヤジはMarriottの回し者ではございません)
マリオットアメックスの今般改訂の概要
改悪と言われる改訂項目
① 年会費の大幅値上げ:49,500円→82,500円、家族カード2枚目以降24750円→41,250円
② 無料宿泊特典:150万円決済で50,000Pまで→400万円決済で75,000Pまで
③ プラチナエリート獲得:400万円決済→500万円決済
④ 還元率の縮小:公金支払い→減少、事業用決済→廃止

物販系でポイントを大量に稼いでいた方々は辛いね

どういうこと?

1,000万円の商品をクレカ決済で仕入れ、1,000円で販売すれば、利益は0だけど30万ポイント稼げる訳さ~
年会費が67%の大幅アップですが、ドル建てで考えると22%アップです。
・カード誕生当時(2021~2022年)のドル円レートは110円前後でしたので、49,500円は450ドル
・現下のレートは150円前後、82,500円は550ドル
Amexがアピールしている改訂項目
① 無料宿泊特典が75,000P、手持ち15,000Pまでの追加で90,000Pの最高級ホテルも宿泊可に
→75,000Pもらうには400万円決済が必要となり改善とは言えないのでは?!
② ダイニング特典:最大1万円/1年20%キャッシュバック
→ショボいと言わざるを得ない。
上記改訂項目は概要のみですので、詳細は下の公式サイトをご確認ください↓↓↓
マリオットアメックスの現カードのメリット
今後も変更なく継続されるメリット
還元率がハンパ無い
税金支払い等一部例外はあるものの、普段使いで3%・マリオット系ホテルでは6%の還元率はめちゃ凄いと言えます。
ポイントはマリオット系ホテルでしか使えませんが、1P=1円以上で使えるのも大きなメリットです。
マイルへの交換先・交換率がハンパ無い
約40のエアラインのマイルに、それも1.25%(一部例外のエアラインあり)で交換できるクレカは他にありません。
宿泊実績15泊付与
宿泊実績でプラチナ以上のステータスを狙うホルダーにとっては、とても大きなメリットです。
改訂で損なわれるメリット
Marriott Bonvoyのプラチナエリートの近道
年間400万円決済すれば、とても価値のあるプラチナエリートを獲得できました。
プラチナエリートの金銭価値は最低でも1泊2万円(1万円×2人)の価値があります。10泊すれば、20万円分のプラチナ特典を享受できるのです。
※ ここでは、プラチナエリートの金銭価値を1泊2万円とします。
年会費は直ぐ取り戻せる
年間150万円すれば、まず45,000Pが還元され、更に50,000Pの無料宿泊特典がもらえました。
つまり、年会費49,500円払って、約95,000円分の宿泊ができたのです。

今までが良過ぎたのねー

そうだね、良過ぎてキャパを超えてしまったのかな~

それにしても、発行から僅か3年で大改訂、それも改悪とはねー

”外資、あるある”ではあるね~
マリオットアメックスの現カードホルダーの選択肢
Marriott Bonvoy Amex Premiumのカードホルダーは下記3つの選択肢があります。
① 解約・非更新
② 一般カードへダウングレード
③ ガチホ(継続)
その判断基準は「お金を払ってもマリオット系ホテルに泊まりたいか?」だと思います。
「ただ(ポイント宿泊・無料宿泊特典)だから泊まってみようか」程度なら、年会費82,500円は高過ぎます。
150万円決済で元を取ってた人
上述の通り、年会費49,500円で無料宿泊1泊+ポイント宿泊1泊=約95,000円分のホテル滞在ができた訳ですが、
150万円なら無理なく決済できる金額でしたが、改訂後は無料宿泊特典をゲットするには400万円の決済が必要になり、その為だけにカードを継続するのは非現実的だと思います。
尚、現在の計算期間に150万円決済の目途が付いているホルダーは、経過措置で75,000P分の無料宿泊特典をゲットできますので、拙速に解約しないことです。
400万円決済でプラチナエリートが欲しかった人
400万円と500万円との差をどう考えるか?と
プラチナエリートの恩恵をどの程度享受するか?によります。
500万円の決済は訳ないという富裕層でマリオット系ホテルに年間5泊以上するホルダーはガチホでいいのではないでしょうか。
500万円決済はキツイ、年間数泊しかしない、プラチナ特典に魅力を感じないホルダーは非継続でしょうか。
マイル還元率が高いことに魅力を感じてた人
マイル還元率1.25%はクレカ最高レベルですが、その為に年会費82,500円は割に合わないですね。
年会費がもっと安くてマイル還元率1%のクレカは他にいくらでもあります。
ダウングレードすると8.3%になってしまいます。
宿泊実績でエリート会員を狙う人
宿泊実績でプラチナ以上のエリート会員を狙っているホルダーは、最低でも17泊<(50-15-1)÷2>(注)はする”マリオットラバー”がほとんどなので、「宿泊実績15泊付与」はとても価値ある特典でガチホでいいんではないでしょうか。
(注) 50:プラチナ必要泊数、15:本カードの宿泊実績付与、1:無料宿泊特典、÷2:宿泊実績2倍
マリオット系ホテルをこよなく愛している人
年間何十泊もするマリオットラバーは有償宿泊で何十万何百万と支払っているので、還元率6%の恩恵も大きく年会費82,500円は大した負担にならないでしょう。
マリオットアメックスを解約or非継続すべきホルダー
年間1~3泊の高級ホテルにお得に宿泊するのが目的だったホルダーは解約or非継続がよろしいのではないでしょうか?!
マリオットアメックスをダウングレードすべきホルダー
現行のマリオットアメックスの一般カードは、魅力が感じられないショボいクレカでしたが、改訂後はプレミアムカードからの”受け皿”になる可能性があります。
① 約40のエアラインのマイルに交換できるクレカは他になく(注)、エアラインの選択肢をたくさん確保しておきたいホルダー
(注) 厳密に言うと「約40のエアラインのマイルに交換できる唯一の会員制度(Marriott Bonvoy)にポイント移行できる唯一のクレカ」
② 自然体で(無料宿泊特典がもらえる)250万円決済でき、年間3~10泊するホルダー
250万円決済でもらえるポイントが50,000P、無料宿泊特典が50,000P。年会費34,100円で100,000円相当の宿泊ができます。
マリオットアメックスをガチホするホルダー
① 自然体で(無料宿泊特典がもらえる)400万円決済でき、年間3泊以上するホルダー
② 宿泊実績でプラチナ以上のエリート会員を狙い、年間17泊(宿泊実績2倍キャンペーンが無ければ34泊)以上するホルダー→宿泊実績15泊分獲得が目的

最近は宿泊実績で上級会員を狙っているアラ古希ファンキーオヤジにとっては「15泊分付与」の維持がガチホすることにした最大の理由です
本記事は現カードホルダーの今後について解説してきましたが、加入を検討している方も、この目安は参考になるのではないでしょうか?!
まとめ
思い起こせば、3年前Marriott Bonvoy Amex Premiumカードに出会い、「今後の人生バラ色の予感」を感じ、この「旅系最強のクレカ」の魅力とラウンジ旅の快適さを多くのシニアに伝えたいと思い、このブログ「アラ古希ラウンジ旅」を立ち上げたのでした。
この最強のクレカを駆使し、せっせとマリオット系ホテルに宿泊し、益々マリオット沼に嵌っていき”甘い蜜”を吸ってしまいました。
この沼に嵌るキッカケを作ってくれたのがMarriott Bonvoy Amex Premiumカードであり、思い入れもありますのでアラ古希ファンキーオヤジはガチホでいきますが、
どなたにも勧められるクレカではなくなってしまったのは、とても残念です。
Marriott Bonvoy会員(無料)であれば、マリオットライフを楽しむことはできますが、より上質な体験ができる上級会員になるには、このクレカの「宿泊実績15泊分付与」はどうしても必要な特典です。