Marriott Bonvoy Amex Premium カードは「旅行系No.1」の呼び声が高いクレカですが、もちろんデメリットもあります。
アラ古希ファンキーオヤジが惚れ込んだクレカですが、「年会費が高い」を筆頭にそれなりにデメリットがあります。
検証してみると、デメリットには違いないのですが、見方(観点)を変えるとメリットになってしまうデメリットも結構あることが分かりました。
逆に、”海外旅行に強い”Amexカードらしからぬデメリットも顕在化しました。
Marriott Bonvoy Amex Premium カードを発行してからはまだ1年強ですが、Marriott Bonvoy会員歴17年のアラ古希ファンキーオヤジがその”不思議”を解明していきます!
17年前にMarriott Bonvoy(当時はSPG<Starwood Preferd Guest>)の会員登録をし、SPG系ホテルに何百泊もしたのに、
Marriott Bonvoy Amex Premium(旧SPG) カードについてその存在は知ってはいたけど興味を覚えず、本当に時間と”お得”を損したと反省と後悔をしています。
17年前にSPG入会と同時にSPGカード(現Marriott Bonvoy Amex Premium カード)を発行していたら、どれだけ優雅でハイソなMarriottライフを楽しめたのかと思うと
「俺の青春を返してくれ!」 と言いたくなる心境です。
だからこそ、皆様にはアラ古希ファンキーオヤジのような取りこぼしをしないよう、
このサイトでMarriott Bonvoy Amex Premium カードの素晴らしさをお伝えし、加入をお勧めしているのです!
年会費が高い
Marriott Bonvoy Amexカードには”一般”(年会費23,100円)と”Premium”の2種類ありますが、一般にはワクワク感を感じないので、当サイトで扱うのはPremiumのみです。
Marriott Bonvoy Amex Premium カードの年会費は税込49,500円です。年会費無料のカードもいくらでも有る中、49,500円は実額では高額と言えます。
特典内容を知らなければ高額、年会費だけを見て加入の検討を止めてしまう方が大半かと推察します。
そうね、「年会費永年無料」のカードがたくさんあるものね
高額だからこそ、”旅好き””ホテル好き”の方に、このブログで挙げるデメリットも踏まえじっくり検討してもらいたいと思っています
1泊5万円以上するラグジュアリーホテルに興味のない(泊まりたいと思わない)方にとっては、49,500円は確かに高額、入会は控えましょう!
150万円カード利用すれば無料宿泊特典(5万P相当)をゲットでき、1泊5万円以上払ってもラグジュアリーホテルに泊まりたい方は、これだけでも元が取れてしまいます。
更に、プラチナエリートへの昇格後の”朝食” ”ラウンジ利用” ”各種アップゲレード”を金銭価値に換算すれば、凄い金額になります
マリオット系ホテルに年数回でも宿泊する方にとっては、決して「年会費は高く」ないのです!
むしろ、特典の価値を考えれば圧倒的に”お安い”と言えるでしょう。
尚、当サイトで扱うのはPremiunカードのみで一般カードを扱わない理由は下の記事をご覧ください↓↓↓
”無料宿泊特典”が実は無料じゃない?
エアラインのマイルを使う特典航空券はチケット代は確かに無料になりますが、燃費サーチャージ(徴収しないエアラインもあります)や空港使用税は自己負担になります。
しかし、Marriott Bonvoyの”無料宿泊特典”は税・サも払う必要は無く、完全無料です。
”無料じゃない”とちゃちゃを入れる観点は、交通費は? 朝食代は? お茶代は?
という事でしょうけど、常識的に考えて”無料”ですよね!
更に、プラチナエリートになっていれば、朝食・お茶代も無料です。
”無料じゃない”と言うのは、ちょっと屁理屈ね
何も「旅行費無料」と言っている訳ではなく「宿泊費無料」と言っているんだからね
プラチナ昇格には400万円もの決済が必要
「400万円も決済できないよー」
「ヒルトンは200万円の決済で最高ステータスのダイヤモンドになれるよー」
400万円の決済でプラチナに昇格できるようになったのは、2022年2月にSPGアメックスからMarriott Bonvoy Amex に切り替わってからです。
従来は、宿泊実績を積み重ねる(プラチャレを含む)しかなかったプラチナへの道に決済額で昇格できるルートを切り開いてくれたのです。
シニア夫婦を想定した場合、400万円は確かに微妙な金額ね
生活費全てをカード払いにし、大きな買い物をその年に集中したり、翌年の支払い分を先払いしたりし、隔年で400万円決済達成はどうだろう!?
400万円は確かに高いかもせれませんが、諸外国に比べればまだ低く許容範囲かなと思います。
”マリオット沼”に嵌はまってしまう
Marriott Bonvoyに会員登録しMarriott Bonvoy Amex Premium カードを発行すると、他のホテルに泊まる気がしなくなってしまいます。
Marriott Bonvoyに参加しているマリオット系ホテルは8,000軒以上と選択肢が豊富、またどのホテルも満足感がとても高い、その上に宿泊するとザクザクとポイントをくれます。
たとえマリオット系ホテルに宿泊してもマリオットポイントを貰えないツアーへの参加も躊躇してしまいます。
友達から他のホテルに泊まる旅行の誘いを受けても、考えてしまいます。
暇があると、次はどのホテルに行こうかとMarriott Bonvoyのサイトやアプリでホテル検索をしてしまう。
気が付くと「プラチナエリート」や「チタンエリート」を目指そうとしている自分がいる。
この”マリオット沼”はMarriott Bonvoy Amex Premium カード最大のデメリットかもしれません。
他のホテルに泊まる理由が無くなります。
なるほど”マリオット沼”ね~
高級ホテルで上級会員としてもてなしてもらうと”沼”に嵌ってしまうのも頷けるかもしれないわね
ホテル宿泊で”いい思い”をし、なおかつポイントまでザクザクくれちゃう、
確かに中毒性があるかもしれないね!
お部屋のアップグレードがそんなに”お得”でない?
その日の混雑・予約状況に応じ、お部屋のアップグレードを享受できることがあります。
Marriott Bonvoy Amex Premium カード加入で付与されるゴールドエリートではスウィートルームへのアップグレードはありません。
それでも、長期滞在・記念日宿泊や例えばハワイ・ワイキキビーチに宿泊する際に高層階のオーシャンフロントにアップグレートされたら、それはとっても素晴らしい特典になりますね。
お部屋の広さや設備は同じで少々景観が良くなったり、高層階にしてくれたりと”無いよりあった方がいい”程度の特典ではありますが、カード加入の決め手になる程の特典ではないかもしれません。
最近は上級会員が激増しており、ゴールドまでアップゲレードが回ってくることは少ないとの情報もあります。
デメリットではありませんが、お部屋のアップグレードを目的にMarriott Bonvoy Amex Premium カードの発行はしないほうがいいでしょう。
あんまり期待せずに、アップゲレードしてもらえたら「ラッキー」って感じね!
そういうことかな、
デメリットではないけど、メリットになる可能性が高くないということだね
空港ラウンジがしょぼい
「フライトを待つ間も専用ラウンジでゆったりと空港ラウンジが利用できる」とMarriott Bonvoy Amex Premium カードのホームページで謳っていますが、
それは年会費数千円でも入会できる他のクレカとの共用空港カードラウンジです。
アルコールや軽食の提供は極一部、豪華とはお世辞にも言えません。
タダでドリンクが飲める静かな待合室といった趣です。
海外はハワイのみ、ほとんどが国内の制限区域外にあります。
また、世界約1,300ヶ所に展開しているPriority Passも付帯していません。
”海外旅行に強いクレカ”なのに、空港ラウンジについては残念ですね。
見方を変えようがなく、数少ないデメリットでしょう。
旅行系最強カードの呼び声が高いMarriott Bonvoy Amex Premium カードだけど、空港のラウンジは残念ね
家族カードのメリットが少ない
家族カードに入っても
① Marriott Bonvoyのゴールドエリート資格はもらえない
② 無料宿泊特典が貰えない
③ 宿泊実勢が貰えない
無料でこれらの特典を付与してくれたら正に「夢のカード」になりますね
家族カードは1枚目無料。
2枚目からは年会費を取られるのに、上記特典が無いことを言っているのでしょう
このことをもって、デメリットと断じることもできるかもしれませんが、
そもそも、1枚目は年会費が不要です。これらの特典を受けられないのは当然です。
2枚目以降を作成する場合は損得を吟味する必要があります。
上記の特典を享受したいのなら、本会員として別途カードを発行すればいいでしょう。
年会費不要にも拘わらず下記メリットがあります。
① 空港からの手荷物無料宅配サービスを利用できる
② ショボいとはいえ、空港ラウンジが利用できる
③ アメックスのスペシャルオファーを本会員とは別枠で受けられる etc.
また、
① 親カードの決済金額に合算でき、決済ノルマ達成に貢献できる
② 当然、ポイントも満額もらえる etc.
無料宿泊特典獲得のノルマ150万円やプラチナ昇格のノルマ400万円決済を達成に夫婦で合算できるのは、大きなメリットですね!
家族カード(1枚目)にデメリットは決してなく、むしろメリットばかりですね!
Amexカード固有のデメリット
利用出来ない店が結構ある
VISA・Mastercardと比較すると、Amexカードを利用できる店は少ないです。
日本ではJCBと組んで加盟店を増やしており、Amexカードを利用できる店は増加傾向にあり、小さい商店以外は既に使えるようになっているのではないでしょうか?!
海外は地域により加盟店の少ない国もあります。ヨーロッパやアジアは弱いようです。
海外旅行に強いと言いながら、海外で使えないケースが多いのはデメリットと言わざるを得ません。
海外旅行の折はサブカードは必須になりますね。Amexカードが使えないということは、マリオットポイントが流出することであり、ちょっと痛いですね。
↓↓↓バンコクでもJCBは使えてもAmexは使えない店が結構ありました↓↓↓
公共料金の還元率が半減
決済はできて、決済実績にもカウントされるが、ポイントが貰えなかったり半減する加盟店があります。
(注) 決済手段へのチャージ、例えばau PAYへは月5万円限度。 PayPayへはチャージ不可。
チャージについては、頻繁にルールが変更になりますので、ご注意下さい。
キャシングが出来ない
日本でキャッシングを利用する機会はほとんどないと思いますが、海外では両替感覚でクレカのキャッシングサービスを利用することは多いと思われます。
アラ古希ファンキーオヤジも渡航する際は日本円現金を持って行き現地で両替より、クレカのキャッシングサービスを利用することの方が多いので、やはりサブカードで対応せざるを得ません。
キャッシングが不可なのは、海外旅行の多い方にとっては大きなデメリットですね。
Amexカードがキャッシングできないのは知らなかったわ
理由は定かでないけど、Amexは2012年にキャッシングを廃止したようなんだ
まとめ
論破できたデメリット
① 年会費が高いーホテル好きなら簡単に元がとれる
② 無料宿泊特典が無料じゃないー常識的に”無料”
③ プラチナ昇格には400万円もの高額決済が必要ー少し高いけど許容範囲
④ お部屋のアップグレードが”お得”でないー大きな期待はしない
⑤ 家族カードのメリットが少ないー1枚目は無料なので、むしろメリット
デメリットに認定
① ”マリオット沼”に嵌ってしまうー魅力の裏返しでいかんともし難い
以下はAmexカード共通のデメリットです
② 空港ラウンジがしょぼいーPrioruty Passを付帯してほしい
③ 利用出来ない店が結構あるー特に海外
④ キャシングが出来ないー海外で出来ないのは致命的
⑤ 公共料金の還元率が半減ー今後の改善を期待
まとめのまとめ
Marriott Bonvoyが提供する特典は”マリオット沼”に嵌ってしまう程申し分ないのですが、Amexカードが意外にも海外で弱みがあり、渡航の際はサブカード必携だと分かりました。
従って、Amexが弱い国に生活基盤がある方にはお勧めできませんね。