今回は3年半ぶりにタイ・バンコクにやって来ました。コロナ禍前の2018年には年間4回都合7か月200日以上プチ移住で滞在していました。
この3年半で世界情勢(主にコロナ禍)及びアラ古希ファンキーオヤジ自身の環境変化もあり、以前とはまた違ったバンコクに出会えるものと、とても楽しみにしています。
フライトから宿泊ホテル・食・飲・買までシリーズで詳細にレポートしますので、楽しみにしてください。1回目は超人気LCCのZIP AIRの予約や料金・搭乗記を送ります。
それでは、いってみましょう!
今回のフライトは超人気のZIP AIR
まずは今回利用したフライトについてです。
今年6月ハワイへ3年ぶりに行った折は貯まっていたJALマイルを使いました。今回もマイルは十分残っていますが、燃費サーチャージがバカ高いので、頗る評判の良いJAL傘下LCCのZIP AIRを初めて利用しました。
ZIP AIRはコロナ禍の最中の2020年に誕生した日本初の国際線中長距離専門のLCCです。
ジップエアは驚安
ZIP AIR のメリットは
① 日系エアラインJALの100%子会社で、信頼度が高い
② LCCにありがちな遅延・欠航のリスク度が低い
③ Boing787の機材―JAL時代の206席から290席に座席数を4割増やすことにより安さを実現
④ WiFi無料
等メリットはたくさんありますが、何と言っても最大のメリットは
⑤ その料金の安さです。最安なら往復35,000円強しかも燃費サーチャージ不要です。JAL・ANAは燃費サーチャージだけで約6万円必要です。
JAL・ANAの特典航空券を利用しても燃・サは徴収されますので、無料のはずの特典航空券よりずっと安く半額程度で発券できる、ってことです! ありえへーん、でもこれが実態です
ジップエアは正直「看板に偽り無し」
ZIP AIRのもう一つの良い点は「看板に偽り無し」です。
他のLCCは「東京⇄バンコク3万円」と謳っていても購入手続きに入っていくと、+税金、+発券手数料、+決済手数料と料金が加算されていき、3万円の看板がオプション追加をしなくても最終的には4万円になったりしてしまうのです。
また、派手に宣伝している例えば最低料金3万円で発券できる日程はなかなか見つからないか売り切れ、あるいは存在しないこともあります。
ZIP AIRはLCCですので、受託手荷物・座席指定・機内食等は別途料金が発生しますが、前記のような避けられない料金は当初提示の料金に含まれているので安心です。
料金は毎日変動
ただ、留意しなければならないのは、日々刻々料金が変動することです。
ZIP AIR固有の現象ではなくフライト・ホテル等ダイナミックプライシングを採用している業種は皆同じですが、「明日まで待って予約しよう」と思っていると翌日料金上昇、逆に「明日上昇するとイヤだから今日予約しちゃおう」と予約すると、翌日料金がダウンすることもあります。
この辺のアルゴニズムは我々利用者には分かろうはずがなく、「焦らず」しかし「機を逃さず」としか言いようがありません。キャンセル特約の追加料金を払った上での発券でなければキャンセル・変更は出来ません。
今回のチケット代金
それでは、今回アラ古希ファンキーオヤジが発券したお値段を発表します。右(スマホからご覧の場合は上)のキャプチャーは2人分です。ここから、Amexキャッシュバックキャンペーンで20,000円(1人10,000円×2)戻ってきました。
7月18日に往復43,103円(往路19,363円、復路23,740円)で発券しましたが、前日は約36,000円、翌日は約51,000円でした。
7月15日に11月以降のフライトスケジュールが発表され予約受付が始まり、発売直後数日は本当にダイナミックに変動しました。
そして10月には7月の倍以上の最高値9万円になり、11月初旬に一旦7万円に下落しましたが搭乗日間近には9万円になっていました。
我々のフライトの前後では10万円超えの日もありました。今回は早くの発券が功を奏しましたが、逆に出発日に近づくにつれて安くなることもあります。
43,103円で発券しましたが発券した7月は、たまたまAmexがZIP AIRとのタイアップキャッシュバックキャンペーンを実施しており、20.000円につき5,000円のキャッシュバック(割引率にすると、なんと25%)がありました。
結果、実質33,103円(43,103-10,00円)で発券しました、ラッキー!フルサービスキャリアの3分の1~4分の1ですね。まるで我々の為に実施してくれたキャンペーンのようです。
因みに、受託荷物23kg・事前座席指定・機内食のセットのオプション(往復12,702円)を付けましたので、往復の総額は45,805円になりました。
Amexのキャッシュバック、凄いわね!
そうなんだ、Amexからは不定期に限定オファーが届くんだけど、これが結構イケてるんだよね❣
今回は我々の為に実施してくれたプロモーションのようなもので、超お得になったね!
機内の様子
搭乗したのは2022年11月末、タイ入国は何の制限もなく、7月には入国カードも不要になりました。
日本も入国(帰国)に際し、提出書類はワクチン3回接種の証明書のみとなり、タイへの日本人渡航も増加しているとの報道でしたが、ほぼ満席の機内はタイ人50%、日本人20%、その他30%といった印象でした。
日本人が少ないのには少し驚いたね
そうね、半分くらいはいると思っていたわね
窮屈さをギリギリ感じない座席
「Standard」と「Full Flat」の2種類ありますが、今回はStandardです。
座席の前後は約79㎝、幅は約43㎝と窮屈感はありません。
LCCではトップクラスの広さ、フルサービスキャリアの国内線と同程度の広さが確保されています。
JAL時代は206だった席数をシート配置の工夫とギャレー(CAさんの作業スペース)を1ヶ所減らすことでシートピッチを確保しながら290に増やせたそうです。
リクライニングもできますが、前席の傾斜もそれほど気になりませんでした。
フリーWiFi
フルサービスキャリアではファーストクラス以外は有料というエアラインがほとんどですが、ZIP AIRは機内WiFiを無料で提供しています。
設置費用の節約と機体の重量を抑える為、モニターがありません。
ほとんどの搭乗客がスマホ、タブレットやPCを持参している時代、とても賢い戦略ではありませんか?!スマホでYouTubeを見るも良し、ZIP AIRが提供するビデオプログラムを見るも良しです。
WiFiの速度は動画が時々フリーズしサクサクとまでは言えませんが、大きなストレスは感じませんでした。
私はZIPAIR提供の映画を2本見たわ
オレは映画1本とwebでニュースや株式市場のチェックをしていたな
充分楽しめる機内食
サンドイッチから鰻丼まで20種類以上あるメニューの中から事前予約でバターチキンカレーとベジタブルペンネを頼んでありました。
お味は中の上、機内食としては十分楽しめました。
サラダ等の副菜やデザートは付かない(ミネラルウォーター付き)けど、こういうモノと思えば、美味しくいただけました
CAさんのサービス
必要な最少人数に抑えているのでしょうが、問題ないレベルでした。
フルサービスキャリアとは比べようがありませんが、必要最小限のサービスはあり、こちらもLCCと割り切っているので不満はありませんでした。
少ない要員で頑張っているといった感じだったけど、機長の挨拶が無いのはどうかなー
そうよね、機長が1分挨拶してもコストが掛かる訳でもないのにね⤵
その点は、ちょっと残念だったわね⤵
シャワートイレ
フルキャリアサービスを含めて、機内のシャワートイレを初めて見ました。飛行機に乗らなかったこの3年で常識が変わったのかもしれませんが、驚きました。たくさんの水を積めない飛行機に貴重な水を使うシャワートイレが設置されるとは思いもよりませんでした。
成田空港での過ごし方
時計の針を少し戻し、旅の始まりの成田空港の様子を綴ります。
チェックイン
海外旅行の楽しみは空港から始まるので、いつも時間に余裕を持って行くようにしています。
日本発フルサービスキャリアのエアラインは何時間前でもチェックインが可能なので、ラウンジが利用出来る場合は4~5時間前にチェックインし、ラウンジでこれから海外に行くワクワク感に浸りながら酒をチビチビやります。
しかし、今回のフライトはLCC、チェックインも通常は3時間前からしか出来ませんし、エアラインラウンジもありません。
楽天プレミアムカードの特典を活用し配送してあったスーツケースを受取り、定刻の4時間位前にZIPAIRのカウンターに行くと既に数人並んでいます。することもないので並んでいたところ予定の30分前(定刻の3時間半前)にチェックインが始まりました。
ほぼ満席だったので早めにチェックインを開始したのでしょう、流石日系LCC、融通が利きますね!
定刻の4時間も前に空港に着いて、早過ぎると思ったけど、”結果良し”だったわね
3時間前に空港着だったら、既に長蛇の列で相当待たされただろうね!
旅に出たらいつも時間には余裕を持って行動すべきだね!
余談になりますが、ZIP AIRのチェックインカンターはLCCの発着が多い第3ターミナルでも、親会社JALが使用している第2ターミナルでもなく、ANA等が使用している第1ターミナルなので注意しましょう!
荷物の計量
受託荷物は事前にオプションを購入、1人1つ23㎏まで、機内持込荷物1人2つ7㎏までです。
LCCの荷物の計量はとても厳しいと聞いていましたが、今回は制限重量まで余裕がありましたので難なくクリアでしたが、お隣のカウンターでは乗り継ぎ客が揉めていました。
3種類のラウンジ
LCC利用の場合、どのラウンジを利用するか、選択肢は3つありました。
① ZIPAIRがオプションで提供しているTraveLounge(事前予約で1,600円、制限区域内)
② アラ古希ファンキーオヤジが保有しているクレカ3枚(Marriott Bonvoy Amex Premium カード・JALカード・楽天プレミアムカード)どれを提示しても入室できるIASSエグゼクティブラウンジ(無料、アルコール1杯orスイーツ1つ、制限区域外)
③ Priority Passで入室できるANA(全日空のエアラインラウンジ)、KAL(Korean Airのエアラインラウンジ)(制限区域内)
※ JAL派のアラ古希ファンキーオヤジはANAラウンジの利用は少ないので、今回是非利用したいと思いましたが、ANA便搭乗者優先でPriority Passでの入室が出来る可能性は低いとの事前情報があり、リスク(制限区域内に入ってしまうと他の選択肢が無くなってしまう)を冒したくなく、
制限区域外のショボいカードラウンジを利用することにしました。
缶ビール一人一本の提供はありましたが、軽食どころかスナックも柿の種のみ、改めてそのショボさを実感した次第です。
Marriott Bonvoy Amex Premiumカードを含め多くのブランドのゴールドカードがこのラウンジ利用をウリにしているけど、宣伝は控えめにして欲しいですね!
制限区域内(イミグレ通過後)に入り、せっかくなのでANAラウンジを覗いてみました。やはり、ANA便搭乗客で混雑しておりPriority Passでの入室は叶いませんでした。
まとめ
初めてのZIP AIR搭乗でしたが、流石「LCCナバーワンの呼び声高いキャリア」ですね。
フルサービスキャリアと比較すれば、もちろん見劣りするサービス・ファシリティー等ありますが、その料金差(時期によりますが、2~4倍)程の差は無いと思いました。
次回は空港到着、空港からホテルへの様子をお送りします。