ホテルを利用する際に求める価値は人それぞれですね。
① 寝れさえすれば安いに越したことはない (バックパッカー等)
② 立地さえ良ければ安いに越したことはない (アクティブ派)
③ ホテルではゆっくり休息したい (多数派)
④ ホテルライフ・ホカンス(Hocance)を楽しみたい (旅の目的がホテルステイのシニア層)
今般は④のホカンスを楽しみたいシニア層向けの記事です。
マリオットボンヴォイのプラチナエリート資格を獲得すると、ホテルのクラブラウンジへのアクセスが可能となり、ホカンスの質が格段にアップします。
マリオットボンヴォイのプラチナエリートの魅力、クラブラウンジの快適さからプラチナエリートの獲得方法まで、じっくり解説していきます。
17年前にMarriott Bonvoy(当時はSPG)の会員登録をし、SPG系ホテルに何百泊もしたのに、
Marriott Bonvoy Amex Premium(旧SPG) カードについてその存在は知ってはいたけど興味を覚えず、本当に時間と”お得”を損したと反省と後悔をしています。
17年前にSPG入会と同時にSPGカード(現Marriott Bonvoy Amex Premium カード)を発行していたら、どれだけ優雅でハイソなMarriottライフを楽しめたのかと思うと
「俺の青春を返してくれ!」 と言いたくなる心境です。
だからこそ、皆様にはアラ古希ファンキーオヤジのような取りこぼしをしないよう、
このサイトでMarriott Bonvoy Amex Premium カードの素晴らしさをお伝えし、加入をお勧めしているのです!
マリオットボンヴォイって何?
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)は世界最大のホテルチェーンであるMarriott Internationalが運営してしている会員プログラム(ロイヤルティプログラム)で、会員ステータスは6段階のランクに区分けされています。
平会員→シルバー→ゴールド→プラチナ→チタン→アンバサダーです。
その上に一般には非公開・幻の7番目のステータスと言われるコバルトエリートが存在するとの都市伝説があります。
誰でも無料で入会出来、年会費もありません。
ロイヤルティプログラムに参加し、マリオットのポイントを貯めるだけなら、ただMarriott Bonvoyのアカウント作成だけでOKです。
マリオット系ホテルに、これからも泊まるなら、絶対入会すべきね!
マリオットボンヴォイにはラグジュアリー・プレミアム・セレクト・長期滞在の4つのカテゴリーに30のホテルブランド、約8,300軒のホテルが加盟しています。
全世界の会員数が1億8千万人以上。
マリオットボンヴォイロイヤルティープログラム
ロイヤルティープログラムの特典
各エリート資格の獲得方法
Marriott Bonvoyロイヤルティプログラムのエリートステータスは基本的に前年の宿泊日数で決まります。
しかし、アメックスとの提携カードを保有することにより、自動的にエリートステータスを獲得することが出来ます。
すなわち、Marriott Bonvoy Amexカードを保有するとシルバーエリートを付与され、更に年間で100万円カード決済するとゴールドエリートを獲得できます。
また、Marriott Bonvoy Amex Premiumカードを保有するゴールドエリートを付与され、更に年間で400万円カード決済するとプラチナエリートを獲得できます。
プラチナエリートを獲得するには更にいくつか裏ワザ的は手法がありますので、後述します。
プラチナエリートの魅力
各エリートの特典はゴールドとプラチナの間に大きな壁があります。プラチナ・チタン・アンバサダーの差とは比較にならない程の壁です。
ざっと見たところ、ボーナスポイントが25%→50%、レイトチェックアウトが14:00→16:00、お部屋のアップグレードがスィートルームを含むかどうか、2人分の朝食、ラウンジアクセスかしらね?
そうだね、朝食とラウンジアクセスはワクワクする秀逸の特典だね!
上に掲載した通り、プラチナエリートの特典は数多くありますが、特にワクワクするような魅力的な5つの特典を解説していきます。
宿泊ポイントに50%ボーナスが加算
マリオットボンヴォイ加盟ホテルを利用すると、会員は料金(宿泊費やレストラン・ジム等のホテル直営施設を含む)$100(除;税・サ)に付き10ポイントをもらえますが、プラチナエリート会員は50%ボーナスが加算され15ポイントもらえるのです。
因みに、シルバーは11ポイント、ゴールドは12.5、チタン・アンバサダーは17.5です。
尚、ホテル料金(含;税・サ)をMarriott Bonvoy Amex Premiumカードで決済すると別途6%ポイントをもらえます。Marriott Bonvoy Amex(一般) カードは4%
また、ホテル独自のプロモーションやアメックスが期間限定キャンペーンでポイントの付与等、ポイントをゲットできる機会が年を通して結構な数あります。
ホテル利用の多い方は、本当にザクザクとポイントが貯まるように感じることでしょう。
Marriott Bonvoy Amexカードに加入していれば、ロイヤルティプログラムとアメックスカード双方からポイントをもらえ、合計の還元率が20%から30%を超えることもあるからね。
先般行ったバンコクマリオット系ホテルホッピングの際も30%を超えたのよね!
そうそう、7泊して貰ったポイントでまた2~3泊できちゃう感じだったね!
ヤバー!!
スィートルームを含むお部屋のアップグレード
その日の混雑・予約状況に応じ、スィートルームを含むお部屋のアップグレードを享受できることがあります。
スタンダードルームを予約し、10万円以上高額のスィートルームへアップグレードしてもらえれば、そりゃー嬉しいし得した感覚になりますが、よーく考えてみて下さい
暮らすように長期滞在するホテルが広いスィートルームになればとても嬉しいですが、1~2泊の場合、後述のラウンジに入室できれば、部屋に滞在する時間はとても短い、宝の持ち腐れになるんじゃないでしょうか?!
長期滞在・記念日宿泊や例えばハワイ・ワイキキビーチに宿泊する際に高層階のオーシャンフロントにアップグレートされたら、それはとっても素晴らしい特典になりますね。
「スィートルームを含むお部屋のアップグレード」特典は時と場合によっては素晴らしい特典になることもありますが、多くの場合アラ古希ファンキーオヤジはあまり重視しない特典です。
レイトチェックアウト
ゴールドは14:00迄ですが、プラチナは16:00迄延長出来ます。その日の客室の状況によりますので、確約されている特典ではありません。
チェックアウト時間が午前中だと、朝食が終わるともう帰りの準備に取り掛からなければならず、その日ホテルでゆっくりすることは出来ません。
チェックアウトの朝、バタバタしなくていいのは、本当に助かるわ!
チェックアウト時間が16:00迄あると、ホテル内のプールやジムでゆったりした時間を過ごせますし、近場にランチに行くことも出来ます。
せっかく使えるラウンジでノンビリしてもよし、1泊余分に宿泊できた気になりますね。
「特典」には明記されていませんが、アーリーチェックインも威力を発揮することがあります。
”アーリーチェックイン”についての特段の規定は無いと思いますが、これまでのアラ古希ファンキーオヤジの経験からは、ほとんどのケースで認めてもらっています。
朝8:00でも受け入れてもらったこともあります。
少々早めでもダメモトでチェックインしてみることをお勧めします。
日本の深夜に出発し現地の早朝に到着した場合、そのままチェックインできると有難いですね。
二人分の朝食が無料になるホテルがある
ポイントかウェルカムギフトの3つからの選択になりますが、2人分が無料になります。ラウンジがあるホテルなら朝食を選択しなくてもラウンジでの朝食はいただけます。
リッツカールトンのように朝食が選択出来ないホテルもあります。
普段はたいした朝食を摂っていなくても、旅に出てラグジュアリーホテルに泊まると豪華な朝食が食べたくなるものよね
本当に!普段はパン1切れ・卵1コ・バナナくらいだもんね、
ラグジュアリーホテルの朝食は豪華でいつも食べ過ぎてしまうね
ラグジュアリーホテルですと、3,000~7,000円位かかります。
普段はないがしろにしている朝食だけに有料になるとちょっと悩みますが、特典で無料になるのは、とても有難いですね。
クラブラウンジへのアクセス権が付与される
数あるプラチナエリートの魅力の中でも最も価値ある特典は、クラブラウンジへのアクセスだとアラ古希ファンキーオヤジは考えます。
ゴールドエリートはクラブラウンジへのアクセスには1万円~3万円の追加料金を払ってクラブフロアを予約する必要がありますが、
プラチナエリートに昇格するとスタンダードルームあるいはポイント宿泊でも2名までクラブラウンジへアクセス出来るようになります。
ホカンス(Hocance)の質が何倍にもアップすること間違いナシです!
但し、ラウンジは設置されているホテルが限られています。カテゴリー別で言うと~~
ラグジュアリー:設置されていても、プラチナエリートでは入室出来ないホテルもある
プレミアム:ほとんど設置されており、ラウンジを満喫できるホテルが多い
セレクト:ほとんど設置されていないが、代替サービスを提供するホテルもある
クラブラウンジを設置しているホテルは意外に少ないので、ラウンジの有無とアクセスの可否は事前にしっかり確認しましょう!
現役時代社用出張の場合は、クラブラウンジにアクセスできても朝食以外に利用する機会はほとんど無かったけど、
シニアの個人旅行には、とってもワクワクする空間だね
クラブラウンジでの寛ぎ
クラブラウンジはワンランク上の寛ぎを約束
プラチナエリート以上の上級会員やクラブフロアのお部屋に宿泊している客だけが利用できるのが、クラブラウンジでです。
クラブラウンジでコーヒーや紅茶、ジュースなどのドリンク類などはもちろんのこと、軽食やスィーツメニューなど無料でサービスしてもらえます。
アフタヌーンティーを提供するラウンジもあります。
夜のカクテルタイムにはお酒も提供され、オードブルも十分夕食になるラウンジもあります。
時がゆっくり流れているような格別感・上質感がある空間、それがクラブラウンジです。
確かに「空気が上質」って感じだったわ
「会員制倶楽部」的は雰囲気があり、優越感にも浸れるかもしれないね
落着いた雰囲気を確保する為、乳幼児の入室を制限しているラウンジもあります。
ゴージャス感・優越感に浸りながら、夫婦の会話も良し、読書・PC作業も良し、何時間いても厭きることはないでしょう!
クラブラウンジの金銭的価値は?
優雅なお話をしている時に、お金の話は憚られますが……….
クラブラウンジへのアクセスをお金に換算すると、年間20回利用すれば40万円~50万円の価値があると思います。
“ホテル修行””プラチナ修行”と称してプラチャレで“カラ宿泊”してまでもプラチナエリートを目指す人がいるのも理解できます。
もう少し詳しく金銭価値がいくら位になるか、考えてみましょう。
・朝食(ウェルカムギフトに朝食を選択しない場合):約3,000円×2人分=約6,000円
・昼間のコーヒータイム:約2,000円×2人分=約4,000円
・イブニングカクテルタイム:約5,000円×2人分=約10,000円
・バータイム:約3,000円×2人分=約6,000円
・合計:26,000円となります。
もちろんホテルによって料理やサービスの質は夫々ですが、使い倒せば1泊当り概ね2万円~3万円の価値があると言えます。
クラブラウンジ予約料金
プラチナエリートではない宿泊者が、クラブラウンジにアクセスできるクラブフロアを予約すると、どの位料金が高くなるか、いくつかのホテルでとある日の検証をしてみました。
Ritz-Carlton東京
The Westin東京
JW Marriott奈良
もちろん、ホテルや日程(当然「差」は同一日の比較)により差は夫々ですが、この差がプラチナエリートの金銭価値とも考えれられます。
プラチナエリートの獲得方法3選
Marriott Bonvoyの会員がプラチナエリートになるには、通常年間50泊する必要があります。
しかし、プラチナエリートへの昇格には3つの裏ワザ(大分知れ渡っていますので”裏”とは言えないかもですが)があります。
プラチナチャレンジ(プラチャレ)
隠れた知る人(マリオットマニア)ぞ知るプラチナエリートへの道があるのです。それが、プラチナチャレンジです。
ホームページ等には公表されておらず、ネットでも対応していません。
また、常時受け付けているのでもなく、電話でマリオットボンヴォイのデスクにプラチャレを実施しているかを確認の上、実施している時期であればチャレンジ宣言出来るのです。
3ヶ月16泊でプラチナエリートをゲット
プラチナエリートを獲得するには通常50泊しなければなりません。Marriott Bonvoy Amex Premiumカード保有者は15泊の宿泊実績をプレゼントされますので、34泊(50-15-無料宿泊特典1)です。
プラチャレを宣言し宣言月の3ヶ月後の月末までに有償宿泊16泊(ポイント宿泊は対象外)するとプラチナエリートへ昇格となります。正規の必要泊数34の半分以下です、ヤッター!
JALのJGC資格やANA のSFC資格を取る為に”マイル修行”を行うように、プラチナエリートを取得する為に”ホテル修行””プラチナ修行”を行う方もいるようです。
チェックインだけしてカラ宿泊、17日目にチェックアウト
あるいは
安いだけで泊まりたくもないホテルに宿泊する
といった手法もあるようです
ゆったりとホカンス(Hocance)を楽しむ為にプラチナエリートを目指すのに、
何か本末転倒のような気がするわね
JGCやSFCは言ってみれば終身のステータスですが、Marriott Bonvoyのプラチナエリートは最長2年ですよね。(終身のプラチナエリート資格のハードルはもっとずっと高い)
それだけ、プラチナエリートが魅力的であることの証でもありますが、どうせならプラチャレ中もホテルライフを楽しみたいですね
プラチャレの期間
プラチャレを宣言すると宣言月の3ヶ月後の月末までがプラチャレの期間になります。
例えば、11月2日に宣言すると3ヶ月後の2月末までですが、11月30日でも3ヶ月後の2月末です。
16泊を一気に宿泊してしまう場合はいつでも構いませんが、数回に分けて宿泊する方はチャレンジする期間は長いに越したことはありませんね。
毎月2日以降の早めが有利です。
※ 月初の1日はマリオット本部がある米国時間では前月末日の可能性があるので、2日以降が無難です。
プラチャレ成功後のプラチナ資格期間
規定の期間内に16泊を達成するとプラチナエリートを獲得できますが、プラチナ資格維持期間は翌マリオット年度末になります。
とても分かり難い表現なので、再度説明します。
マリオット年度は2月1日~1月31日なので、1月1日~1月31日の間に達成すると翌年の1月31日までになり、2月1日~12月31日の間の達成は翌々年の1月31日までになります。
従って、1月31日に達成すると資格維持期間は1年ですが、2月2日達成なら約2年になります。
プラチャレで長い期間プラチナ資格を維持するには、2月2日以降なるべく早く16泊を達成することです。
マリオットボンヴォイアメックスカードで400万円決済
Marriott Bonvoy Amex Premiumカードは”旅好き””ホテル好き”特にマリオットホテルを愛用する方には必携のクレカと言えます。
このクレカの優位性については別記事でたっぷり語っていますので、ご覧ください。
この方法はこのクレカを保有している人への特典ですが、暦年で400万円のカード決済するとプラチナエリートを付与されます。
業務出張が無いリタイアしたシニアが年間35泊するのはなかなか大変ですが、年間400万円カード決済は実現可能な数字ではないでしょうか。家族カードは1枚目無料で決済額は合算されますので、夫婦で利用できます。
キャッシュレス社会が到来し、日常生活では10円単位の小銭の決済や税金・公共料金(ポイント還元率が下がることもあります)もカードが利用出来るようになっています。
カードが利用出来ない支払いはもはや、客が押し寄せ天狗になっている人気店や黙っていても患者が来てくれるかITリテラシーが欠如している町医者と住宅ローンの返済くらいではないでしょうか?!
年間400万円カード決済まで”あともう少し”の場合は翌年決済分を”先払い”し、ノルマを達成する方法がありますので、下記の過去記事をご参照下さい。
400万円のカード決済するとプラチナエリートを付与されるMarriott Bonvoy Amex Premiumカードはマリオットライフには欠かせないクレカです。
Marriott Bonvoy Amex Premium カードに興味のある方は、より多くの入会ボーナスポイントを獲得できる入会方法お勧めします。
せっかく入会するなら、より多くの入会ボーナスポイントを獲得できる入会方法がいいですよね。
最も多く入会ボーナスを獲得出来る方法をメールでお教えしますので、下記お申込フォームから「お得な入会方法」をお申し込み下さい。
宿泊実績2倍キャンペーンを利用する
宿泊実績でプラチナエリートを獲得するには50泊、上記Marriott Bonvoy Amex Premiumカード保有者は15泊の下駄を穿かせてくれます。無料宿泊特典で1泊しても、あと34(50-15-1)泊しなければなりません。
マリオットボンヴォイでは不定期ですが宿泊実績が2倍になるプロモーションを実施しますので、宿泊実績でプラチナエリートを狙う方はこの機会を捉えて、
一気にノルマを達成してしまいましょう!34÷2=17泊で達成です。
但し、プラチナエリートに昇格するのは、Marriott Bonvoy Amex Premiumカードが15泊分を付与してくれる日を待たなければなりません。
※ 付与される日については「【マリオットアメックス】おすすめな入会時期はいつ?1~2月の今がベストタイミング!」の記事を参照ください。
2024年は2月13日~4月29日に実施されます。
2022年・2023年とほぼ同じ内容です。
2024年Q1グローバルプロモーションの内容が発表されました。(2024年1月30日)
4月15日までにプロモーションにエントリーの上、2月13日~4月29日に有償宿泊すると、宿泊実績2倍(更に1泊につき1,000ポイントもらえます)を獲得できます。
※今回のプロモーションでも、ポイント宿泊は対象外です。
期間中に17泊すると、
Marriott Bonvoy Amex Premiumカードの入会時か更新時に付与される15泊分と無料宿泊特典1泊分と合わせ、
(17泊×2)+15泊+1泊=50泊となり、めでたくプラチナエリートに昇格出来ます。
2023年は2月7日~4月23日実施されました。
4月9日までにプロモーションにエントリーの上、2月7日~4月23日に有償宿泊すると、宿泊実績2倍(更に1泊につき1,000ポイントもらえます)を獲得できます。(2023年1月24日発表)
※今回のプロモーションでは、ポイント宿泊は対象外になりました。
まとめ
世界最大のホテルチェーンのマリオットグループのロイヤルティープログラム・Marriott Bonvoyはクラブラウンジにアクセスできるようになるプラチナエリートを目指そう!
Marriott Bonvoyに入会(無料)→Marriott Bonvoy Amex Premiumカードに加入(49,500円)→プラチナエリートを獲得→クラブラウンジにアクセスで
”旅好き””ホテル好き”のホテルライフの質が格段にレベルアップすること間違いなしです!