Marriott Bonvoy Amex Premium Cardは、ホテラーにとって最強・最適のクレジットカードの呼び声が高い”旅系クレカ”の最高峰です。
ただ、年会費が49,500円(税込)と高額なのが、唯一のデメリットとも言われますので、
加入を検討されている方も「本当に49,500円の元は取れるの?」と躊躇をされるのも無理のないところですね。
しかし、入会キャンペーンや通常決済で獲得できるポイントでマリオット系ホテルに何泊出来るか、そしてその宿泊の価値を知れば、その不安も解消されるではと考え、
いくつかのパターンで試算してみました。
今回は、2023年7月21日に2024年1月21日~宿泊を検索した場合で試算しました。
ホテルのカテゴリー
何泊できるかを検証する場合、ホテルのカテゴリーorクラスにより、その結果は大きく影響を受けます。
まずは、ホテルのカテゴリーについておさらいをしてみましょう。
一般的なカテゴリー分け
ホテルの明確な分類方法はありませんが、
旅館や民宿は別にして、所謂「ホテル」は大きく分類すれば”シティーホテル”と”ビジネスホテル”が一般的でしょうか。
Marriott Bonvoyに参加しているホテルはほとんどがシティーホテルに分類されます。
シティーホテルはラグジュアリーホテル・五つ星ホテル・高級ホテルといくつかの呼び方がありますね。
ラグジュアリーホテル
主に富裕層をターゲットとした、価格帯において最高ランクのホテルを指します。
豪華な客室や、館内のレストラン・スパ・プール等レベルの高い設備などが特徴で、おもてなしを重視した質の高いサービスを提供しているホテルといったイメージです。
五つ星ホテル
ちょっと意外ですが、ホテルの星による格付けには世界の統一基準はありません。
アメリカのビジネス誌Forbesによる「フォーブス・トラベルガイド」と
レストランの格付けでお馴染みのフランスのタイヤメーカーのミシュランが毎年発行している「ミシュランガイド」がホテルの格付けも行っており、この2つが有名ですが、
その他にも、各国の政府観光局・booking.com等の旅行会社やGoogleも独自にホテルの格付けを行っています。
因みに、2022年版のフォーブス・トラベルガイドで5つ星を獲得した世界のホテルは323軒、日本国内では12軒でした。
普段「あのホテルは流石五つ星だね」とか「三ツ星ホテルだから、この程度のサービスでも仕方ないね」みたいに使っていますが、
どこの機関が決めた星なのか・本当にその星なのか、あまり確認をせずとても曖昧に使っていることになります。
○○ホテルはA格付機関では五つ星だけど、B格付機関では四つ星なんてことは、いくらでも有る訳ですね。
ドバイにあるブルジュ・アル・アラブというホテルは自ら”7つ星ホテル”を名乗っています。
各格付機関のホームページは以下です↓↓↓
高級ホテル
「高級ホテル」もよく使うワードですが、これも明確な定義はありまん。
曖昧な”星”でイメージすれば四つ星以上でしょうか。
Marriott Bonvoyに参加しているホテルは、ほとんどがこの高級ホテルの分類には入りますが、一部ビジネスホテルに近いホテルもあります。
普段は何気なく「高級ホテル」とか「ラグジュアリーホテル」と言っているけど、その区分けについてあまり深く考えたことはないわね
まあ普通はそんなに意識する必要はないけど、「五つ星ホテル」は安易に使わない方がいいかもしれないね
Marriott Bonvoyのカテゴリー
Marriott Bonvoyは傘下のホテルブランドを4つのカテゴリーに分類しています。
「ラグジュアリー」「プレミアム」「セレクト」「長期滞在」です。
年間150万円決済で貰えるマリオットポイント
さて、本題に入ります。
入会キャンペーンで貰えるポイント(紹介入会)は3ヶ月30万円決済で36,000Pー①
入会後1年以内に150万円決済(上の30万円を含む)で通常ポイント3% 45,000Pー②
合計81,000Pー①+②
更に、年間150万円決済で50,000P相当の無料宿泊特典1泊分を入会1年2ヶ月後に付与されます。
とにかくたくさん宿泊したい
獲得したマリオットポイント81,000Pで何泊できるのか?
まずは、とにかく多くの泊数を稼ぎたい・質より量重視の場合です。
日本のホテル
マリオットポイントで宿泊できる日本のホテルで最低ポイント数は検索時点では15,500Pでした。フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎで試算してみます。
フェアフィールドは「道の駅プロジェクト」を積極的に展開していて、2023年末には全国で29軒になるようです
15,500P×5泊=77,500P
※ ポイント宿泊で5連泊すると、4泊分のポイントに割引かれますので、77,500Pで6泊できます。
有償宿泊で6泊すると113,838円(18,973×6)必要になります。
「フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎ」はマリオットの「道の駅プロジェクト」のホテルです。
ホテルコンセプトは下記です~
「ぐっすりとおやすみになれる快適なベッド、無料の高速Wi-Fiはもちろん、厳選されたアメニティーをご用意しており、浴室もシンプルかつ快適なスペースで、レインシャワータイプとなっております。(浴室内にバスタブはございません。)」
海外に候補を広げる
世界的にも物価が安く、特に高級ホテル料金が安いことで近年有名になっているマレーシアの首都クアラルンプールで探してみました。
最安ポイントは5,000Pです。
ACホテル・クアラルンプール。Mariott Bonvoyのカテゴリーでは「セレクト」、ラグジュアリーホテルではないので、ホカンスには向いていませんが、宿泊と割り切れば小奇麗で快適に過ごせそうです。
5,000P×16泊=80,000P
※ ポイント宿泊で5連泊すると、4泊分のポイントに割引かれますので、16泊すれば3泊分が割引かれ、80,000Pで19泊できることになります。
有償宿泊で19泊すると132,088円(6,952×19)必要になります。
ACホテル・クアラルンプールは、にぎやかな商業地区ティティワンサセントラルに位置します。
当ホテルは、ユニークで都会的な雰囲気の中で充実したご滞在をお楽しみいただけるよう設計されており、新しいかたちでクアラルンプールを地元の人々のように見て、暮らし、感じたいとお考えのお客様のために作られています。
ヒェー、19泊もできちゃうの?!
もうちょっと足せば、プチ移住も出来ちゃうね!
やはりマリオット系なら高級ホテルでしょ!という方
Mariott Bonvoyのカテゴリーの「ラグジュアリー」で探してみましょう。
日本で探す
150万円決済で獲得できるポイントは81,000Pですので、東京エディッション虎ノ門(77,500P)には1泊できます。 131,808円の価値があります。
年会費49,500円で13万円のホテルに泊まれてしまうって訳ね
更に、1年後に無料宿泊特典もゲットできるので、合計20万円位の価値になるんだ
ザ・リッツ・カールトンやHOTEL THE MITSI KYOTOだと、88,000P必要なので、ちょっと足が出てしまいます。
+23万円強決済すると7,000P獲得でき、これらラグジュアリーホテルに宿泊できますね。なんと20万円前後の価値です。
173万円強決済すれば、”マリオット狂”憧れのザ・リッツ・カールトン東京にも泊まれるのです。
ちょっと無理すれば、あの庶民には高嶺の花のリッツにも泊まれるのね?!
凄いわ!
海外で探す
今回もクアラルンプールで探してみましょう。
クアラルンプールの宿泊費が安いと言っても、その質が劣るという訳ではありません。それぞれのブランドのマリオットの世界統一基準をクリアしているので、お得に宿泊できます。
ラグジュアリーホテルの象徴的存在のザ・リッツ・カールトンが30,000Pで1泊出来ます。しかし、有償宿泊が19,296円ですので、ここは回避しましょう。
因みに、ザ・リッツ・カールトン・クアラルンプールは「世界一安いリッツ」と言われています。
ウェスティンも同じく1ポイント1円の価値がないので、回避です。
JWマリオットとシェラトンは1円以上の価値があります。
「ラグジュアリー」クラスのJWマリオットなら
15,000P×5泊=75,000P
※ ポイント宿泊で5連泊すると、4泊分のポイントに割引かれますので、75,000Pで6泊できます。
有償宿泊で6泊すると92,328円(15,388×6)必要になります。
「プレミアム」クラスのシェラトンなら
11,500P×7泊=80,500P
※ ポイント宿泊で5連泊すると、4泊分のポイントに割引かれますので、80,500Pで8泊もできます。
有償宿泊で8泊すると103,008円(12,876×8)必要になります
クラブラウンジがあるホテルにも6~8泊もできちゃうの?
但し、入会当初はMarriott Bonvoy”ゴールドエリート”なのでクラブラウンジへ入室するには別途料金を払う必要があるね
”プラチナエリート”に昇格後であればクラブラウンジに無料でアクセスできます
無料宿泊特典の使い方
入会登録から1年以内に150万円決済すると、50,000Pまでの無料宿泊特典を獲得できます。
保有しているマリオットポイントを15,000Pまでは追加でき、65,000Pまでのホテルに宿泊できますが、
50,000P以下のホテルでもおつりは出ません。あくまで「1泊無料宿泊特典」なので25,000Pのホテルに2泊できる訳ではありません。
もちろん海外でも使えますので、50,000P前後のホテルに無料宿泊特典で1泊し、その前後にポイント宿泊あるいは有償宿泊することも出来ますが、
クアラルンプールで検索したところ、最も多い必要ポイント数が37,000P(Wクアラルンプール)と50,000Pを大幅に下回るので、勿体ない気がします。
今回は、日本で1泊するのはどこがいいか見ていきましょう。
50,000P前後で検索すると下の4つのホテルが候補になりました。
ポイント価値が最も大きいのが
メズム東京、オートグラフコレクションで
1.5円超(80,644÷53,000)です。
1ポイント1円以上で利用できるホテルは3つありました。
ルネッサンスリゾートオキナワのようにポイント価値0.47円(23,520÷50,000)と低いホテルもあります。
まとめ
入会キャンペーンのノルマ30万円を含めて年間150万円決済すると、
日本で利用すれば6泊+無料宿泊1泊
クアラルンプールで利用すれば、な・なんと19泊できちゃいます!+無料宿泊1泊
ラグジュアリーホテルのJWマリオットにも6泊、プレミアムクラスのシェラトンには8泊、クアラルンプールならできてしまいます。+無料宿泊1泊
金銭価値にすると、20万円前後になります。
49,500円の年会費で20万円前後の価値のあるホテル宿泊ができる、Marriott Bonvoy Amex Premium Cardはホテラーにとって、夢のようなクレカなのです!
日常生活でクレカ払いをせず、現金払いをしていたら、20泊のホテルライフを放棄しているのと同じです。
Marriott Bonvoy Amex Premium Cardについて、詳細をお知りになりたい方は下の記事をご覧ください↓↓↓
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